
新しいCorvetteが来たら、(年甲斐もなく)少し爆音が出るExhaust Systemに交換したいと思っている。若者向けのカマロやトランザム(これって今でも生産されているのだろうか?)と違って、CorvetteのExhaustノートは静かで大人しい。対象年齢がカマロなどのポニーカーより上だからなのか、ヨーロッパテイストだからなのか、理由は不明だが、一般に思われているような「デロデロ、ドロドロ」というV8サウンドはまったくしない。これではせっかくのスタイルやパフォーマンスがもったいない。やはりこれにふさわしいサウンドが必要である。
日本と同じでアメリカでも新車が出ればすぐにパーツメーカーがチューニングパーツを出してくる。C6Corvette用のExhaust Systemも早速各社から発売になっている。上の写真の
Borlaだとか
Billy Boat (B&B)だとか
CORSAだとか、各社同じようなものであるが・・。

これらのリンク先を見ると、それぞれの製品を装着したときの音が聴ける。どこでも二種類の製品を出していて、音量は低いがその分音程も低くしてそれらしくしたもの(ツーリング)と、音量は大きめで音程もカン高い、いわゆる「うるさい」もの(スポーツ)のふたつがあるようだ。ツーリングタイプは日本の車検対応ターボマフラーのような「ボーボー」という低いだけの音で面白みに欠ける。これではV8サウンドとはいえない。それに対してスポーツタイプの方はいかにもメカニカルな高圧縮エンジンという乾燥した音がなかなかよろしい。これはレーシングエンジンのような音といったらよいか?アメリカンV8だろうが、国産直6だろうが、カリカリにチューニングされたエンジンはみんな(除くロータリー)結局同じような音である。かつての60年代~70年代初頭のハイパフォーマンスV8エンジンはみんなこういう音がした。「ドロドロ・デロデロ」いっていたのは80年ごろの低圧縮のローパフォーマンスV8である。日本ではこの時期のアメリカ車が(なぜか)ポピュラーなので、アメリカンV8はこういう音だという誤解がある。