
苦節50日(笑)、ついに私の'05CORVETTEは納車された。走行距離165km。多少多いが、これは直接陸運局へクルマを持ち込んでナンバープレートを取り付けなければならないので仕方がない。こういう少数輸入車はみなそうである。
納車に来たYANASEのセールスマンが帰ると早速試乗開始である。エンジンスタートにキーはいらない。ポケットやバッグの中などキーを身に着けているだけでOKだ。あとはレーシングカーのように始動ボタンを押してエンジンを始動させるのである。
エンジンがスタートすると予想より遥かに大きい力強い音が響いてちょっと面食らった。YANASEで試乗したときは別になんとも思わなかったのだが、これは相当うるさい。昔乗っていたC5やC4もこんなにうるさかっただろうか?直6のブレイザーやV6のBENZなどとはまったく違う「ゴボゴボ」といった感じの凄みのある音である。振動も大きい。なんとなく大昔乗っていたトランザム455HOを思い出す。あれは7500ccV8で触媒もなにもない直管マフラーをつけていたし、ロチェスターの大型4バレルキャブの吸気音も凄かった。エンジンをかけると近くを歩いていた人がビックリして逃げていったぐらいである。音量では比較にならないがCORVETTEのエンジン音のイメージは同じようなものだ。

夜でもあるし、慣れないクルマなので恐る恐るそろそろと走り出す。乗り心地はソフトで全然荒くはない。バネ自体は相当硬い印象だがボディの剛性が高いため不快感はまったくない。これなら街乗りもぜんぜん苦にならないだろう。普通に走っている限りは6000cc404psという感じはない。エンジンは1000回転以下でゆるゆると回っているだけだ。100km/hまで出してようやく1400回転ぐらい。そこからでも4速のままどんどん加速していくので2000回転以上に上がることがないのである。恐るべき低速トルクである。今晩は最初でもありアクセルを踏み込むことはしなかった。雑誌のレポートでは2500回転からパワーが炸裂するらしい。YANASEで試乗したときに一瞬だけアクセルを踏み込んで急加速させたが、確かにいままで経験したことがないようなすさまじい加速に冷汗が出た。やはりそこは250psや300ps級とは相当違うのである。

ま、今日はここまで。小手調べというところだ。明日は少し遠出する予定である。