
快調にカッ飛んでいたブレイザーなのだが、昨晩秋葉原の路上でいきなり立ち往生してしまった。所要をすませてクルマに戻ったところエンジンがかからない。セルは最初回っているような音だったが、いっこうにエンジンがかかる気配がなく、そのうちセルも回転しなくなった。バッテリー上がりだろうか?
夜の9時半である。グズグズしていたら万一の際電車でも帰れなくなってしまう。担当のヤナセの営業マンの携帯に電話するが応答なし。芝浦のヤナセは「営業時間は終了しました」の応答。もしやと思って足立支店にかけたらやっと人が出た。まあ、もっともそんなところの人間が電話に出てもどうしようもない。JAFを呼ぶかシボレー24アシストという24時間対応のシボレー専門のロードサービスに電話してくれということだった。
そこでシボレー24アシストに電話。30分でサービスマンを派遣するという。ほどなくしてBMWのバイクに乗ってツナギを着たおに~さんがやってきた。こういう人はGMジャパンと契約しているアルバイトのようなもので、日本全国で普段は待機していて、一番近いところに連絡がくると、いそいそとツナギに着替えて七つ道具を背負ってやってくるのである。昼間はおそらく他の仕事をしているか、どこかの修理工場ででも働いているのだろう。

セルが回らないということなのでブースターをつないでみるとなぜかクラクションが盛大に鳴る。これはおかしいということになって、お手上げだから積載車で引き取りますということになっていつのまにか積載車までやってきた。その間私はシボレー24アシストの担当者やヤナセの営業マンからの電話に応対していたので、状況を把握したのは積載車が来てからであった。このまま電車に乗って帰るのはカッタルイ。なんとかならんのか?と詰め寄ると「クラクションが鳴ったままでもよければブースターで始動してみましょう」という。別にクラクションが鳴ろうがセルを回す一瞬である。ちょっとカッコ悪いが気にするほどでもない。それでダメならあきらめもつくからやってもらったらなんのことはない、あっさりとエンジンはかかった。
その後チェックしたがバッテリーも充電器も正常、どうやらセキュリティーシステムの誤動作でエンジンへの電気供給がカットされたようだ。原因は不明である。暑いからドアを開いたままエンジンをかけようとしたのがマズかったのか?昔こういうセキュリティーシステムが搭載されだしたころのCorvetteなどはよく誤動作でエンジンがかからなかったそうだが、私はアメリカ車に乗って15年になるが、こういうのは初めての経験である。
そのまま乗って帰宅したが別に異常は感じられない。明日の朝ちゃんとエンジンがかかるかちょっと不安。